http://www.panslabyrinth.jp/


観に行きました。 最後の時間だったからか、観客はわたしとあとひとり男性のみ。 ふたりきり。映画館、最近空いてるねえ。


ファンタジーには全く興味がないけれど以下の点に興味を持って
・少女が「凄く」可愛くないから(ちょいリリ・テイラー入ってる?)
・「向こう」に行きっぱなしでなく、現実の世界と行きつ戻りつするらしい、から。
・予告でちらっと見た「牧羊神パン」の独特な動き
・スペイン内戦下&残酷な義父、という背景


で、感想は
・少女期独特のあの感じ(どんな感じ?)が期待してたより薄かった。
・グロい、とどこかで読んだので覚悟して行ったが、映画館で見るとやっぱりちょっと辛い。 アメリカ映画にはない痛さ。特にあの、あの義父の口の場面! ありがちなんだけど、生理的にヒリヒリくる。 詳しくは言えないけど、ちょっと目をそむけてしまった。 
・ファンタジー部分は、わりと少なめでストーリーも単純。 ゲームのRPGみたい。 でも美術は好きでした。


一番印象に残ったのは、やはり「牧羊神パン」

CGではなく、生身の人間が入ってるので動きに温かみがある。 これをCGにしてしまったら、たぶん妙にモワーンとした動きでつまらなかったと思う。 
この動きなんだけど、特に最初のほうの動きが個人的にツボ。 説明が難しいが、ひとつ話し終わるとブルブルと震える。 この震えかたが笑える。DVDで何度も巻き戻して見たい。


↑こいつが追っかけてくるシーンが一番怖かった。


なぜファンタジーは「少女」なんだろう。 「少年」だと冒険になってしまうから? 女の子のほうが、悲しみや恐怖の表情がくっきり分かりやすいからなぁ。 

「ホラー」は大人の女性になるのだけど、これは「目のでかい」ひとに限るね。 
ゴシカのハル・ベリーとか。 映画自体はつまらかなったけど。
http://youtube.com/watch?v=WdXNmIt9QEg

あと悲鳴がきちんと出るひと。わたしは「キャーッ」という悲鳴が出ないたちなので、嫉妬まじりでうらやましい。 でもほんとに恐怖のズンドコ状態のときは「キャーッ」なんて出ないと思うよ! あれ絶対ウソだ!