マザーズ  金原ひとみ

マザーズ

マザーズ

母親であることの幸福と、凄まじい孤独。金原ひとみがすべてを注いだ最高傑作!

同じ保育園に子どもを託している、作家のユカ、主婦の涼子、モデルの五月。三人の若い母親たちが抱える、痛みにも似た孤独と焦燥、母であることの震えるような幸福。彼女たちは何に傷つき、何に憤り、何に慰撫されているのか。作家が自身の体験のすべてを注いで描きだす、現代日本「母」、そして「家族」。渾身の最高傑作!

ひとみちゃんの最高傑作だ!でかした、ひとみちゃん!
文芸誌新潮に連載されていた時、なにげなく読み始めたら大変なことに。続きが待ち遠しくてたまらなくなってしまった。(図書館だけど)
子供もいないのに軽く育児ノイローゼになりました。  
乳幼児に追いかけられる悪夢を見ました。 ぐったり。
全ての女性がTVや映画のようにほんわかと子育てができるなんて、幻想なんだよね。
これはぜひとも男性に読んで欲しい。ギリギリにすり減っている母親の世界を少しでも疑似体験できると思う。
この若さでここまで濃厚かつリアルな文章が書けるなんて。これから人生を重ねればコクも加わり、さらに濃縮された文章を書いてくれるかも。

最近、新聞のコラムが少し話題になっているようです。
http://savechild.net/archives/10211.html
http://www.shinchosha.co.jp/writer/3460/