狂気の世界
将棋には怖いところがある。 ・・・将棋だけの世界に入っていると、そこは狂気の世界なのだ。ギリギリまで自分を追いつめて、どんどん高い世界に登りつめていけばいくほど、心がついて行かなくて、いわゆる狂気の世界に近づいてしまう。 一度そういう世界に行ってしまったらもう戻ってくることはできないと思う。 入り口はあるけど出口はないのだ。 私自身、アクセルを踏み込むのを躊躇している部分がある。 経験からも、一年なり二年なり、ずっと毎日将棋のことだけを考えていると、だんだん頭がおかしくなってくるのがわかる。入口は見えるけれど、一応、入らないでおこうと思っている。
「決断力」 羽生善治
一応、入らないでおこう・・・ってちょっと笑っちゃったんだけど。 入っても戻ってきてね、羽生さん。
明日からの竜王戦最終局が楽しみ。羽生さんに勝ってほしいけれど、3連敗から驚異の3連勝をした渡辺さんも応援したくなっちゃう。
将棋のルールを知らないのに、将棋を見るのが好きなのはなぜだろう?
羽生さんがこう書いているように非常に特殊で過酷、狂気世界の崖っぷちまで行かないと勝てないような世界を覗けるような気がするからか。
静かに座っているにもかかわらず、1局終わるとヘロヘロになって体重が2〜3キロ近く落ちてしまうらしい。 新しいダイエットか。将棋ダイエット。
どうでもいいけど渡辺さんを見ていると、なぜか「でんでん太鼓」を持たせたくなってしまう。渡辺さんすみません。
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↑午後のおやつとかおもしろい。 昼食はカレーかぁ。にんにく臭くなんないのかな?にんにく攻撃か? などと考えて笑っちゃう。
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/08
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