結婚の条件 小倉千加子
- 作者: 小倉千加子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/11/14
- メディア: 単行本
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女性が所有しても罪悪感を持たないですむどころか周囲に褒められ祝福される唯一のモノは「子ども」です。
フェミニストの本だからって毛嫌いしないで読んでみてほしい。読みやすくて分かりやすい。
「自分は関口さとみではない」*1 の章がおもしろい。
子どもといえば
相方の友人K君が遊びに来たとき、なにかの拍子に「子供がいないのは作らないからなのか、できないのか、どっち?」
というようなことをモゴモゴとちょっとためらいがちに聞いてきた。
その時相方はいなくて2人きりだったこともあって、質問にビックリして、とっさに何と答えてよいのか分からなくなった。
K君とは同じクラスだったので、(相方は別)わりと気軽に話せる相手だけど、そんな突っ込んだことを聞かれたのは初めてだったから。
わたし「うーんと・・できないんじゃないよ」
そしたらK君
「ふーん。そんな感じだもんね」
「誰が?」
「君」
えっ?そんな感じって、わたしどんな感じなんだろ?!と思ったら
・子供よりも2人でゆっくり暮らせればOK
・興味が子供以外に沢山ある
・共働きでも体力不足で死にそうになってたのに、子供を育てながら働くなんて無理
「そんなような感じがする」とK君。
ふーん。みんな当ってるよ。わはは。鋭いよK君。
わたしってそんなに母性本能が無さそうに見えるのかな?って少しショックだったけど。
子供が嫌いなわけじゃないのだけど。 子供を産む夢を見て、その子がものすごくかわいくて目覚めて泣くことよくもある。
小さいうちはかわいいだろうけど、大きくなったら・・・と想像すると「あ、いらん」とも思う。
子供ができなくて悩んでいる人も沢山いるのに、その能力を使わない罪悪感もちょびっと、ある。
そういうことあまり聞かれないけど、長い間子供のいない夫婦って、やっぱり「できないのか、作らないのか」気になるのかもね。
そんなんズバリ聞けないこともあるから気を使わせてしまってたかも。
さすがに最近は「子供は?」って聞かれなくなった。楽だ。
昔からよく具合が悪くないのに「大丈夫?」って聞かれるけど、そんなにすぐ倒れそうに見えるのかな?
自分では普通にしてて、体調が良いときでも聞かれる。
やだなぁ。
自分のことで精一杯ってなんだか情けないな。